投稿日時 2022-05-02 19:46:46 投稿者 だいず このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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朝、起きたら私の手はドリルになっていました。 (おじいちゃんめ・・・)と私は心のなかで祖父を罵りながら、とりあえずリビングに向かいました。 「おはようパパ、ママ。ちょっとこれ見てよぅ」 私がドリルハンドを掲げるとパパは興奮して「お、格好いいじゃないか」などと言うので、つい私はキュインとドリルを一回転させてパパを怯ませてしまうのでした。 「ママ、おじいちゃんは?」 「どうせ研究室でしょ。行くなら朝ごはん食べるか聞いてきて」 「はぁい」 祖父は予想通り研究室に居ました。 「どうじゃドリルの様子は」 「もー(ギュイン)。手は改造しないでっていつも言ってるでしょー。着替えられないじゃん(ギュイーーン)」 「ホホッ。ロボに着替えなど不要じゃ」 「マゴをロボ扱いしないでよね、まったく(ギュウン)」 私の怒りに反応してドリルがギュイギュイ回って煩いので、なるべく怒らないように気をつけなければなりません。 「あー、もう時間なーい。そうだ、おじいちゃん朝ごはん食べる?」 「おかずはなんじゃった?」 「めざし」 ハァ、今日はこのまま学校行かなきゃ・・・憂鬱ー。 |
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